設立サービス

会社設立freeeで手続きの手間を最小化

便利な会社設立ツールを利用して手間ひまを削減

会社設立時には、しないといけないことがたくさんあります。

たとえば本業に関することであれば、何をするべきか、ある程度は想像がつくでしょう。しかし、会社設立の手続き上で「しないといけないこと」となると、迷ってしまう方も少なくないはずです。

あるいは、考えるだけでも嫌になってしまうかもしれません。

そんなときに役立つのが「会社設立freee」というサービスです。

この記事では「会社設立freee」とは、そもそもどんなサービスなのか、どんなことができるのかをまとめました。

「会社設立freee」は無料で利用することができます。利用する前にどんなサービスなのか知っておきたい、と言う方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

 

そもそも会社設立freeeとは?

法人設立

「会社設立freee」とは、株式会社や合同会社を設立する際の、申請に必要になる書類が簡単に作成できるサービスです。

「会社設立freee」では、基本的な機能は無料で利用することができます。

会社を設立するためには、法務局に法人登記申請という手続きが必要になります。

法人登記申請の手続きには、大きく分けるとふたつのステップがあります。まずひとつ目は、「定款」という書類の作成と認証、ふたつ目が法人登記申請です。

「定款」は、法人登記申請の際に法務局へ提出する必要がある書類のひとつなので、まずは定款を作成します。

しかし、作成したばかりの定款には効力がなく、定款が公的な書類として効力を持つためには、第三者による「認証」を受ける必要があります。この「認証」は公証役場で行います。

定款の作成と認証が済むと、他の必要書類もそろえて、法人登記申請の手続きをします。

このように、法人登記申請の手続きはふたつのステップを経る必要があり、やや複雑な手続きです。はじめての法人登記申請だと、迷ってしまう人も少なくありません。

「会社設立freee」は、法人登記申請時に必要な複雑な書類、定款と法人登記書類を、無料で簡単に作成してくれるサービスです。

 

会社設立freeeで何ができる?

福岡市のプロセス

「会社設立freee」を使うと、具体的にはどのようなことができるのでしょうか。「会社設立freee」でできることを、具体的にご紹介していきます。

定款の作成

「定款」とは、会社の根底となる規則を記載した書類です。

会社ごとに規則が異なるため、定款の書式は決められているわけではありませんが、「絶対的記載事項」という、必ず記載しなければならない項目があります。この絶対的記載事項が漏れていたりすれば、作成した定款は無効になってしまいます。

絶対的記載事項は以下の6項目です。

<絶対的記載事項>
  • 事業目的
  • 商号
  • 本店所在地
  • 設立に際して出資される財産の価額またはその最低額
  • 発起人の氏名または名称および住所
  • 発行可能株式総数

「会社設立freee」では、入力すべき項目があらかじめ設定されているので、画面に表示される入力項目を埋めていくだけで、漏れのない、有効な定款を作ることが可能です。

はじめて定款を作るので不安だという方でも、安心して定款を作成することができます。

電子定款で認証にかかる費用が抑えられる

定款を作成したら、次は定款の認証が必要です。定款は作成しただけでは効力を持たず、第三者の認証を受けることで、はじめて公的書類として有効な定款になります。

定款の認証には以下のふたつの方法があります。

  • 紙の定款
  • 電子定款

「会社設立freee」で作成した定款は、印刷して紙の定款として使うこともできますが、電子定款のほうが費用を低く抑えられるため、おすすめです。

紙の定款で認証を受ける場合には、4万円分の収入印紙で「印紙税」という税金を払わないといけません。しかし、電子定款で認証を受ける場合には、4万円の印紙税は不要になります。

電子定款で認証を受けるためには、電子署名に対応しているソフトやICカードリーダーなどの設備が必要になります。そのため、司法書士や行政書士に代行を依頼するのが一般的ですが、代行手数料は紙の定款の印紙税4万円よりは低くなり、会社設立にかかる費用を抑えることができます。

また、「会社設立freee」では、契約している行政書士による定款のチェックと認証の代行を、格安の代行料で依頼することができます。「会社設立freee」の書式に統一されているので、行政書士によるチェックも容易になるため、通常よりも代行手数料が低く抑えられています。

登記書類の自動作成

自動認証と格安な料金

「会社設立freee」を利用して定款を作成すると、定款作成時に入力した情報をもとにして、法人登記申請に必要な書類が自動で作成されます。自動作成された書類をダウンロードして印刷し、そのまま利用することができます。

登記書類は、ホッチキスで留めたり割印や会社の実印を押したりと、法務局への提出時にはさまざまなルールがありますが、そうした細かいルールや手順も「会社設立freee」で確認することが可能です。

会社設立までの詳細な手順がわかる

「会社設立freee」を利用して会社設立の手続きを進めていけば、現在どの段階であるかによって、その時に必要なこと、次は何をすればいいのか、その時に応じた具体的な手順を確認することができます。

また、それぞれの手続きに必要な書類や持ち物も確認することができます。

会社設立後にすることがわかる

法人登記が完了したら、「会社設立」は完了です。

しかし、登記が済んだらそのまま仕事を始められるわけではありません。これから会社を運営していくためには、さまざまな届出や手続きをする必要があります。会社の銀行口座や法人用クレジットカード作成など、公的機関以外で行う手続きもあります。

「会社設立freee」では、会社設立後にも、どのような手続きが必要になるかを確認することができます。

有料でサポートや代行も利用できる

法人設立

「会社設立freee」は、基本的には無料で利用でき、画面上の入力すべき場所を埋めていけば、定款や登記書類を簡単に作成することができます。

しかし、それでも不安になってしまう場合、困ってしまう場合があるかもしれません。そんなときには、専門家が書類作成や登記申請の代行まで行ってくれる、有料のオプションサービスを利用することができます。

有料なので「会社設立freee」を利用してご自身で申請する場合(無料)よりは費用がかかりますが、「会社設立freee」はわかりやすいテンプレートを使っているため、専門家による登記申請代行のオプションサービスを利用しても、通常の代行サービスよりも費用を低く抑えることができます。

 

まとめ

「会社設立freee」とはどんなサービスか、どのようなことができるのかをご説明しました。

「会社設立freee」を利用すれば、必要事項を入力していくだけで、会社設立時の法人登記申請に必要な、定款と登記書類を簡単に作成することができます。

会社設立手続きの進度に合わせて、その時に応じた「次にすること」の確認や、それぞれの手続きに必要な書類や持ち物についても確認できます。

「会社設立freee」では、これらの基本的なサービスは、無料で利用することができます。

また、「会社設立freee」と契約している行政書士による電子定款の認証代行を格安の手数料で依頼することや、書類作成から法人登記の代行まですべておまかせしてしまうことも可能です。代行を依頼する場合も、「会社設立freee」のテンプレートを使用することで、通常より費用を低く抑えられます。

複雑な会社設立手続きを簡単にしてくれる「会社設立freee」は、会社設立時の強い味方になってくれるでしょう。

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