保証料率0%!創業時に使えるスタートアップ資金とは

創業時の資金調達でお困りなら

これから福岡で創業しようとした場合に、真っ先に関心が向くのがお金の問題ですよね。
お金がなければ先に進まないのはもちろん、万が一に備えてある程度の余裕資金を持って創業という船出をしたいところです。

それを解決するのが、今回ご紹介する「スタートアップ資金」の制度です。

スタートアップ資金とは

そもそもスタートアップ資金とは、中小企業者を対象に福岡市により設定された商工金融資金制度のうち、主にスタートアップを対象とした資金枠になります。下図のとおり、福岡市の商工金融資金制度は、様々な中小企業向けの資金枠が設定されており、限度額、利率、保証料率もバラバラです。

福岡市は、スタートアップ支援に力を入れているため、見ての通りスタートアップ資金の条件はとても優遇されています。

融資制度概略

(出典:市政だより「商工金融資金制度」より抜粋)

スタートアップ資金について、具体的な対象者は、下記の条件を満たす方となります。

対象者

  • 事業を営んでいない方で福岡市内で新たに事業を開始される方
  • 事業を開始して 2 年以内の方でそれまで事業を営んでいなかった方

まだ創業していない方、または創業してから2年以内の方となります。福岡市の制度ですので、福岡市内で事業を開始することも条件となります。その他の融資条件などについては、下図を参照ください。

融資条件

(出典:福岡市中小企業サポートセンター「各資金の概要」より引用)

スタートアップ資金申請の必要書類については、こちらをご覧ください。

福岡市以外の創業では利用できないか

上記の制度は、あくまで福岡市の制度であるため、福岡市内での創業、事業開始が前提となります。それでは、福岡市以外で創業する場合、上記のような有利な資金調達は利用できないのかというとそうではありません。

例えば、北九州市であれば、北九州市中小企業融資制度が設けられており、福岡市のスタートアップ資金に近い条件の「開業支援資金融資」があります。

北九州市の制度

(出典:北九州市「開業支援資金融資のご案内」)

また、それ以外の福岡県内の自治体であれば、福岡県庁の「新規創業資金」を活用することも可能です。

 

事業計画の作りこみが必要

どちらの自治体で創業、起業するにせよ、これらの制度で資金調達するには、金融機関、福岡県信用保証協会による審査が必要となってきます。

資金調達の流れ

審査は様々な角度から行われますが、もちろん事業計画も審査の対象となりますので、事前に十分に時間を取って検討して、スキのない事業計画を提出することが肝要です。

まとめ

以上、福岡で創業する場合の資金調達の一例であるスタートアップ資金の概要と流れについて、簡単に記載しました。

福岡市以外でも、創業者向けの融資制度は準備されており、上記のいづれかの融資制度が適用できないか検討されてみてはいかがでしょうか。また合わせて、創業計画のブラッシュアップもお忘れなく実施いただければと思います。さらに、資金調達で欠かせない補助金、助成金についても、適用できるものがないか、事前に調べてみてください。

関連記事一覧